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Kindle電子書籍を無料で紙の本で出版できるPODサービスの著者受取額は?

こんにちは、kindle本「理系出身じいじのホットクックでらくらく離乳食」の著者、生涯挑戦!をモットーにシニア世代を応援する、こうちゃんです。

すでに電子書籍を出版した方、あるいはこれから電子書籍を出版しようとしている方で、紙の本で出版を検討したいと考えたことはないですか?

その場合にどれぐらいの費用がかかって、著者の受け取り額はどれくらいになるのか気になりますね。

無料で出版するPODというサービスがあります。

この記事では 、電子書籍を紙の本で出版したい方のために、Amazon PODとネクパブ PODについてその販売価格と著者受取額についての計算をしてみたので紹介します。

電子書籍よりは高めに設定しないと印刷手数料や印刷費用や手数料がかかるために著者受取額が電子書籍に比べるとかなり少なめになることがわかりました。

■Kindle電子書籍を無料で紙の本で出版できるPODとは?

PODとはPrint On Demand、プリントオンデマンドの略です。​​つまり紙の本の注文に応じてその都度プリントするサービスのことです。

Amazon PODとネクパブ・オーサーズプレスというサービスが知られています。

具体的手順についてはそれぞれのサイトを参照してください。

Amazon PODはこちら。ネクパブ・オーサーズプレスはこちらのサイトになります。

ここでは、すでに出版した電子書籍があるので、両方のサービスでどのくらい手数料がかかるのかいくらでどのぐらいの価格で販売すれば収益が出るのかを計算してみます。

■Amazon PODで電子書籍を紙の本にする場合の著者受取額試算

まずAmazon PODの場合、取次店がいくつかありますが、株式会社インプレスR&Dを通した場合の著者受取額を試算してみました。

著者への支払いは、販売価格から「販売手数料」「印刷費」を引いた全額となります。販売手数料は販売価格の40%、印刷費はモノクロページ数×2.5円+カラーページ数×6.9円+180円となります。

ちなみに出版した私が出版した電子書籍はページ数がトータル65ページでそのうちカラーのページ数は44ページでした。Amazon PODでこの電子書籍を紙の本にした場合の計算結果を示します。

Kindle 本の定価が450円なので、​​​​それに比べると印刷費や手数料がかかるため定価を高く設定しないと著者には利益が入らない仕組みになっていることがわかります。

任意のページと販売価格で計算ができるようにスプレッドシートをこちらに共有しておきます。

次はネクパブ・オーサーズプレスで電子書籍を紙の本にする場合の著者受取額を試算した結果です。

■ネクパブ・オーサーズプレスで電子書籍を紙の本にする場合の著者受取額

ネクパブ・オーサーズプレスのサイトに入って下の方にスクロールすると著者受取額シミュレーターと言う部分があります。

そこに総ページ数とそのうちのカラーページ数、設定価格を入力すると著者の受取額が計算できます。設定価格をいくつか450円と1000円と1200円の場合で計算してみました。

この結果設定価格を1000円にしても著者の受取額が赤字になってしまい、​​​​ 設定価格を1200円にして受け取り額が83円と約7%の利益になりました。

■まとめ

出版した電子書籍を無料で紙の本にするサービスAmazon PODと Nexus PODについて手数料と著者の販売利益を計算した例を紹介しました。

以上の結果から、Kindle 電子書籍の場合は70%が利益なので、​​​​それと比較すると割が合わない感じがします。まあ印刷費用とか手数料がかかるため致し方ないと考えるべきかもしれません。

それでも自分の電子書籍が紙の本になったと言う満足感は大きいものがあります。あまり電子書籍に馴染みのない知人への贈り物としても最適かもしれません。

以上参考になれば嬉しいです。

この他にもアマゾン(Amazon)の電子書籍出版代行サービス(紙本出版可能)なサービスもあるのでチェックしてみてください。

電子書籍出版代行サービス